ランチェスター経営ジムeラーニング
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第18回経済学セミナー
2025年8月29日

公開日
2025年9月1日
再生時間
58分39秒
経営ジムサロン限定
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この動画の内容

1.日本経済の潮流
・デフレ脱却 → インフレ定着
・仕入れ価格が上昇し続ける前提に変化。
・価格転嫁をせずに耐える経営は、体力を急速に失う。
・コストプッシュ型 → デマンドプル型へ移行
・「外部要因による物価高」から「需要拡大による価格上昇」に移りつつある。
・賃上げや消費拡大が伴うため、全体の市場規模は膨らむ。
・税収過去最高、GDP世界3位に返り咲き
・経済規模は維持・拡大へ。
・一方で成長分の果実を誰が取るかで格差が拡大。
2. 中小企業経営者の心構え
(1)「価格転嫁」をためらわない
・デフレ時代は「値上げ=顧客離れ」でしたが、インフレ時代は**「値上げできない企業=衰退する企業」**になる。
・他社と比較されにくい「独自価値の明確化」が必須。
(2)「キャッシュフロー経営」を徹底する
・インフレは「キャッシュの実質価値を減らす」ので、資金を眠らせない。
・借入も実質金利がマイナスなら「成長投資」に積極活用する。
・借金は「怖いもの」から「インフレ対策の武器」へ。
(3)「人材=最大の資産」という認識
・慢性的な人手不足は不可逆的トレンド。
・設備・システム投資だけでなく、人材確保・育成こそ最優先の投資。
・「給料はコストではなく採用マーケティング費用」と捉える発想が必要。
(4)「選択と集中」で生き残る
・インフレ定着期には、強いところがさらに強くなる「二極化」が進行。
・中小企業は「広く薄く」ではなく地域・客層・商品を絞り込んで一点突破する。
・それが出来なければ、同質化を選択し、地域を絞り局地的物量戦を仕掛ける。
・ランチェスター戦略の「弱者の勝ち筋」はこの二つにある。
(5)「政治・政策の動き」に敏感でいる
・高税収を背景に政府は「再分配」「防衛・インフラ投資」「脱炭素投資」へ予算を振り向ける。
・これら政策支出は確実に新市場を生む。
・中小企業は「国の方向性に逆らわず、波に乗る」姿勢が重要。

制作者

岡 漱一郎
(株)ハードリング
【主な仕事内容】
■コンサルティング
ランチェスター戦略によるクライアントの経営支援
富裕層戦略による高単価への指導

■セミナー講師
ランチェスター戦略を中心とした講演講師
ランチェスター経営ジム戦略社長塾講師

■最近の研修・講演内容
・ウィズコロナ時代のランチェスター戦略と孫子の兵法
・ランチェスター三大戦略
・中小企業の富裕層戦略

■特記事項
・業界雑誌「建築知識ビルダーズ」において「経営戦略ジム」5年間定期連載
・ラジオエフエムとおかまちにて「岡漱一郎の絶対負けない社長の法則」のレギュラー番組を持つ
・LIXIL GL友の会アドバイザー
・豊臣秀吉の軍師 竹中半兵衛(竹中十六騎)の家臣の末裔

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