ランチェスター経営ジム

岡 漱一郎の
戦略コラム
2024. 02

真面目な日本人の悪い面

今、好調な企業は今の時流に合っている証拠だと思います。逆に今、不調な企業は今の時流に合っていない証拠だと思います。

これは、当たり前と言えば当たり前の話ですが、経営は時流対応業と言われる所以(ゆえん)です。

経済条件が30年ぶりにデフレからインフレに変わった今、デフレ型の経営からインフレ型の経営に切り替えなければ、業績が悪くなるのは当たり前と同じで、ここに、経営者の思考の柔軟性が問われていると思います。

どれだけIQが高かろうが、どれだけ学歴が高かろうが、思考に柔軟性がなければ、経営活動では確実に負けるのです。

今、日本中で真面目な日本人の悪い面が出ていると思います。それは、「決めたことは変えてはいけない」という思考です。

例えば、「組織で一度決めたルールは守らなければならない」という意識です。真面目な日本人は、これを忠実に守ります。

しかし、本質的に考えてみれば、完璧なルールなど存在しないのです。特に会社組織で決めたルールは、その時には正解であっても、時流と共にほとんどが形骸化して行くからです。学校の校則などが典型的な例です。

経営活動に限らず、「融通の利かない人」は煙たがられます。「いいかげん」は良くありませんが、「良い加減」が良いことを知らなければなりません。

岡 漱一郎

岡 漱一郎株式会社ハードリング

1962年生。岐阜県大垣市出身、愛知県名古屋市在住。
ランチェスター経営戦略と孫子の兵法を駆使する経営コンサルタント。全国20カ所で毎月勉強会を開催し、指導を受ける経営者は400人を超える。その活動がNHK「クローズアップ現代」で取り上げられ、また建築業界誌「建築知識ビルダーズ」にて「経営戦略ジム」の連載を受け持つ。
また、豊臣秀吉の最初の軍師 竹中半兵衛の家臣(竹中十六騎)、その末裔にあたる。

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