世の中には様々な反対運動があります。反対派から見ると、賛成派は悪であり非常識に映ります。賛成派から見れば、反対派は同じく悪であり非常識に映っています。
この両派が憂いているのは、今と未来の違いがあるように思います。賛成派は「今、これをしないと未来が無い」、一方反対派は「今、それをしてしまうと未来が無い」
どちらにも正義があり、その正義のあり方も違います。ありがちな判断では、反対派の理由の中に、個人の利益を指摘するケースを多く見かけます。
「〇〇をするのは〇〇の個人的利益の為だ!」という発言です。これは何時の時代も定番の反対理由でもあります。理由は、反対理由をシンプル化しやすく、統率しやすくなるからです。実はこれが一番、恐ろしいことだと私は思います。
昔からイデオロギーの浸透をこの手法でプロパガンダして来ました。
※イデオロギー ある個人や社会集団によって共有される思想、信条、世界観などを意味する。
※プロパガンダ 特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為。
賛成派は反対派から批判されるのは世の常でもあります。しかし、賛成派が口をつぐむような世の中ではいけないと思います。大事なのは、双方の意見を均等に平等に情報収集し、全体で考えることだと思います。