ランチェスター経営ジム

岡 漱一郎の
戦略コラム
2018. 08

逆境を楽しむ

連日の記録的猛暑が続いています。一般的には外に出ての活動的なことは控えます。何故なら、「こんな猛暑だからしょうがない」という理由です。多くの人達は賛同してくれます。「わかるわかる、そりゃそうだ」と。

ちょっと強引ですが、経営に置き換えてみます。「こんな不景気だからしょうがないですよね」と社長が言いました。「わかるわかる、そりゃそうだ」と言ってくれる人がいたら、それは間違いなく同じダメ社長だけです。出来る社長は、好景気不景気など関係ありません。

好景気は当然ありがたいと思っています。ただし、不景気だからしょうがない、などとは欠片(かけら)も思っていません。出来る社長は、どれだけ不景気になろうが、それを言い訳にする思考回路を最初から持ち合わせていないのです。景気のせいで業績が決まるのだったら、政治(政党)で業績が決まるのだったら、誰が社長をやっても同じということです。

猛暑、酷暑、極寒、豪雪だからからこそ、活動的に私は動きます。何故なら、コンサル業界では私は超弱者だからです。
ここにランチェスター戦略の真骨頂があるのです。

岡 漱一郎

岡 漱一郎株式会社ハードリング

1962年生。岐阜県大垣市出身、愛知県名古屋市在住。
ランチェスター経営戦略と孫子の兵法を駆使する経営コンサルタント。全国20カ所で毎月勉強会を開催し、指導を受ける経営者は400人を超える。その活動がNHK「クローズアップ現代」で取り上げられ、また建築業界誌「建築知識ビルダーズ」にて「経営戦略ジム」の連載を受け持つ。
また、豊臣秀吉の最初の軍師 竹中半兵衛の家臣(竹中十六騎)、その末裔にあたる。

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