
優れた経営者によく使われる言葉です。難局が来ても機転を利かせ、ピンチをチャンスに変えてしまう。固定観念が少なく、無意味な意地を張らない。状況を見て柔軟に考え、必要であれば自分の考えすら変えられる。そのような人に対して使われる言葉だと思います。
ただ、これを「生まれ持った才能」で片づけてしまうと、凡人には何も残りません。
私は、才覚は後天的にも磨けるものだと思っています。その条件は三つあります。
まず、物事を一つの角度だけで見ないことです。次に、失敗を隠さず、原因を考えることです。そして最後に、人の話を素直に聞くことです。
頭の良い人ほど、自分の考えに固執して失敗します。知識が多い人ほど、自分が正しいと思い込みます。しかし、才覚のある人は、自分の考えを疑うことが出来ます。だからこそ、変化に強く、時流にも対応出来るのです。
才覚とは、特別な才能ではありません。現実を直視し、自分を変え続けられる人に宿る力なのだと私は思います。