業績を左右する要因は様々あると思います。その要因を本質的に考えてみました。そしてたどり着いたのが「考え方」でした。考え方とは、自分なりにたどり着く思考のプロセスのことを言います。
脳内にプログラミングされたものとも言えます。なので、どのような情報や知識が入ってきても、マイプログラミングによって、それらは処理され、自分なりの答えとなってアウトプットされます。
だから人間は、同じ情報、知識が入ってきてもアウトプットはみな違います。経営者であれば、考え方の質とレベルによって、業績の違いが出ると言えるでしょう。
また、考え方は頭が良いとか悪いとかでもありません。経営者として頭が良くなければなりません。経営者として頭が良いとは、常に利益に結び付く思考を持っているかどうかです。
利益に結び付く思考とは、ビリヤードのように、壁や玉に当たりながら最後はポケットに入るイメージです。これが人より早く気付く人が、経営活動では先手を取り、利益を多く生み出している人だと思います。
目の前で起こったことが、「あ~なったらこうなる、こ~なったらあ~なる」と最後の利益ポケットが瞬時でイメージできるかどうかです。
そして、業績の良い経営者は、利益のイメージ(ポケット)が湧かなければ、行動に移しません。行動していることは、利益のポケットがイメージできているからです。
逆に業績の悪い経営者は、イメージが出来ていないのに行動をしていると思います。「これをやり続けていれば、いずれ上手く行くだろう」という根拠の無い行動では、利益が出るわけがありません。
奥行きのある思考が必要なようです。