投資をして戦略的仕事に集中する。経営はこれが出来るかどうかで差が生まれると思います。当然ながら投資は利益より先に発生するものであり、この逆はありません。また利益とは、投資から生まれるものであり、投資無くして利益は生まれないのです。
投資はリターンを求めるものですが、一方でリスクもあります。リスクだけ見てしまうと、投資は出来なくなってしまいますが、出来ない理由の大半は、経営に戦略が無いからです。
人口減少、高齢化が進む地方都市の中小企業は、投資に対して消極的になりやすいように思えます。縮小マーケットに対して、投資回収が難しいと考える人が多いようです。業績の悪化をそのせいにする社長も多くいます。
このような社長は、傷が深くならないうちにサッサと会社を閉めた方がいいと私は思います。悪化する未来しか見えないのなら、早いに越したことはありません。無策でいれば、マーケットの縮小と連動するように会社は小さくなって行き、いずれ倒産となります。
リスク無き業績向上などあり得ません。戦略を構築し、投資というリスクを覚悟しなければならないのです。まじめにコツコツで生きていけるほど、今の世の中は甘くないのです。