ランチェスター経営ジム

岡 漱一郎の
戦略コラム
2019. 04

生きる意味と事実

今回のコラムはアメブロからの引用です。

物事には必ず意味があり、そして結果として事実が伴います。そしてその意味の前に目的意識があります。

しかし現実は、目的意識も意味も無いのに、事実が存在します。経営活動において目的意識と意味を持たない活動は、経営競争において絶対に勝てません。

人生においてもしかりです。自分の人生において目的意識を持たず、生きる意味も考えない人生は、「ただ生きているだけ」という事実だけの人生ではないでしょうか。

「生きてるだけで丸儲け!」という言葉がありますが、これはそれらを踏まえた達観の域の言葉だと思います。

何も考えずに「やってみないと分からない」と、散々考えた末の「やってみないと分からない」は全く意味が違うのと同じです。

目的意識もなく、意味の無い生き方をして来てしまった中高年は少なからずいます。そこには漠然とした恐怖が存在します。

だからその恐怖にフタをするように考えることを無意識に止めてしまい、世間から益々孤立をして行きます。変にプライドだけ高い人は暴走老人になって行きます。

しかし、人生に目的意識を持ち、生きる意味を考えて来た年配者は物事に寛容な人が多いと思います。受け入れる器が大きい人です。

目指したい境地でもあります。

岡 漱一郎

岡 漱一郎株式会社ハードリング

1962年生。岐阜県大垣市出身、愛知県名古屋市在住。
ランチェスター経営戦略と孫子の兵法を駆使する経営コンサルタント。全国20カ所で毎月勉強会を開催し、指導を受ける経営者は400人を超える。その活動がNHK「クローズアップ現代」で取り上げられ、また建築業界誌「建築知識ビルダーズ」にて「経営戦略ジム」の連載を受け持つ。
また、豊臣秀吉の最初の軍師 竹中半兵衛の家臣(竹中十六騎)、その末裔にあたる。

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