ランチェスター経営ジム

岡 漱一郎の
戦略コラム
2020. 10

経営センスとは

センスを辞書で引くと、「物事の微妙な感じを悟る心の動き」とあります。一般的にセンスは天性のもので後発的に身に着けることは難しいとされています。

数値化することが出来ないとともに、センスを習得出来るノウハウなどもありません。しかし、何事も最後はセンスによって決着が着くことは世の中、多々あります。

勿論、経営にもセンスはあります。センスが良い経営と悪い経営は確かにあります。センスの良い経営は無駄がなく、流れの良い意思決定を社長はして行きます。

センスの悪い経営とはその反対ということです。世の中の微妙な変化や組織内で起こっている物事を上手く感じ取れないということになります。

そのハンデを埋めるのが知識です。知識でセンス不足を補うしかありません。

知識は確率論でもあり、センス不足によって気づかなかった事を学びから習得をします。まさに知識を積み上げることで、センスの差で生じていた劣勢を埋めるのです。

当然これには時間を要します。ただ、積み上げた知識は裏切りません。学び続ければ必ずセンスの領域には到達出来るのです。

これまで、そんな社長を沢山見てきました。学び続ける大切さを感じます。

岡 漱一郎

岡 漱一郎株式会社ハードリング

1962年生。岐阜県大垣市出身、愛知県名古屋市在住。
ランチェスター経営戦略と孫子の兵法を駆使する経営コンサルタント。全国20カ所で毎月勉強会を開催し、指導を受ける経営者は400人を超える。その活動がNHK「クローズアップ現代」で取り上げられ、また建築業界誌「建築知識ビルダーズ」にて「経営戦略ジム」の連載を受け持つ。
また、豊臣秀吉の最初の軍師 竹中半兵衛の家臣(竹中十六騎)、その末裔にあたる。

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