経営コンサルタントがうさんくさい、と言われる理由は明快です。それは経営コンサルタントを入れたら業績が悪化した会社が多いからです。
悪化の理由は明快です。それは、その経営コンサルタントの持論を取り入れたからです。持論はその経営コンサルタントの経験値からノウハウ構築をしたものであり、ある一定の条件がそろわないと成果は出ません。
大抵の場合は、今までの成功事例をそのまま他社に導入させますが、それが合う会社もあれば、合わない会社もあります。現実は9割以上合わないと思います。
経営における持論は、汎用性が極めて低いのです。他社の成功事例も限られた条件と偶然が重なっての結果ですから、再現性などは無く、自分の会社に合う訳がありません。
本来は経営者が、自らの知恵と力で業績を伸ばして行かなくてはならないのです。その為に経営コンサルタントは経営者に知識の基礎を提供し、業績向上のために、共に考え合う職業であると、私は思っています。