今年はコロナ対策の為、経済学を中心としたレクチャーを続けてきました。そして一貫して伝えてきた事があります。
それは「経済学」です。経済を辞書で引くと「人間の生活に必要な物を生産・分配・消費する行為についての一切の社会的関係」と定義されています。
即ちルールです。この社会関係が時流によって変化をするのです。ルールが変われば、その土台で経営活動をしている皆さんは、ルール変更を受け入れなければなりません。
私たちは、そのルールの変化を読み取る知識が必要です。それが経済学です。経済学とは時流の変化を分析する学問でもあります。経営も同じで、経営を分析する能力が無ければ、対策は打てません。
そしてその分析力で将来を見通します。経営者としての能力で最も重要なのが先見性なのです。同業他社より先が見えた者が勝つのは当たり前です。
ソフトバンクの孫会長はこんな格言を言われています。
「時代は追ってはならない。読んで仕掛けて待たねばならない。」
時代を追っているようでは時代に振り回されるだけであり、まさに後手です。見えてから動くようでは利益などありません。先見性を持って先を見据え、先回りした戦略を打つこと、そして待つ。
これらは全て経済を見通す知識、経済学が無ければ出来ません。その土台の上で初めてランチェスター戦略は活かされます。カンと度胸、経験値だけでは、いずれ見誤ります。
それにしがみ付いていれば、いずれマーケットから退場させられます。そうならない為にも勉強を続けて行かなくてはなりません。