根本の間違いを手段で修正することは出来ない。経営の根本にあたる戦略が悪ければ、どんな戦術(手段)を講じても、問題の解決にはならない。全ては末端にシワ寄せが来る。末端とは現場。
経営戦略が根本的に間違っていると、現場が非効率になっていく。特に営業の場面は顕著に表れる。
集客が悪い、引き合いが無い、相見積になる、相見積の成約率が悪い、価格競争に巻き込まれる、値引きを強要される、クレームが多い・・・。
結果、効率の悪さから長時間労働となり、ブラック企業へとなって行く。その根本的間違いを修正せずに、戦術(ノウハウ)で修正しようとするとどうなるか。
やれ、リーダーシップ研修だ、営業研修だ、管理ソフトの導入だ、業務の効率化だ、となる。
根本原因を修正していないから、永遠にノウハウ手法が導入されていく。こうなると組織はどんどん歪(いびつ)になり、辻褄が合わない経営となっていく。
ガン患者に無理矢理、筋トレをさせるようなもの。このまま続ければ、いずれガンは末期となる。
そうならない為には、結果対策より原因対策。気づくかどうかは社長次第。。。