経験値を活かしてしていく知能を「結晶性知能」と言います。物事を覚え問題を解決していく知能を「流動性知能」と言います。
経営で成功するには、どちらの知能も高め続けなければなりません。学び続け、それを実践し、そこから得た経験をその後の糧にして行きます。経営者には、この二つの知能が必須となります。
ただ、最初に流動性知能を高めないと結晶性知能を高めることが出来ません。学びを続ければ、物事を覚えることは出来ます。
しかし、問題解決能力が低ければ、流動性知能を活かすことは出来ないのです。
では問題解決能力とは何でしょうか?問題や課題があった時に、問題の本質を見極めて、解決までのアクションプランを計画し、実行していける力のことを意味します。
問題の本質、この問題の本質を見極める能力が低ければ即ち、何も始まらないのです。 目の前に現れたことに対して経営者は対処・順応をして行きます。
物事の本質が見えなければ、もしくは浅いところしか見えなかったら、経営活動で成功することは出来ません。物事の本質が見えなければ、効果的且つ効率的な指示や活動が出来ないからです。
物事の本質を見極める学問、それが哲学です。やはり全てはここから始まるようです。