2013年の春、100名ほどの参加を頂いたセミナーで私は「アベノミクスは将来、歴史の教科書に載ります」と言いました。その年の前年暮れに安倍内閣が発足しました。
それまで4年半、2008年のリーマンショックに始まり、2011年の東日本大震災と、日本は暗く長いトンネルの時代がありました。そこに安倍内閣が現れました。
今でも鮮明に覚えていますが、安倍内閣が発足した12月暮れ、長らく1万円を切って停滞していた株価が急上昇を始め、同じく70円台の円高で固まっていた為替が一気に円安に向かい短期間で100円を突破していきました。
これにより日本の産業界は復活しました。2013年は明らかに空気が違っていました。
そんな中、行われたセミナーではアベノミクスをよく題材に上げ、経済環境は今後どう変わっていくのかを話していました。
それから7年8ヶ月、歴代総理大臣在任日数最長という記録を残し政権の幕を下ろしました。様々な賛否があった中、最後は内閣支持率55%、この間の政策を評価するが74%という驚異的な数字を残しました。
私たち世間は、今から安倍内閣が何をしてきたのかをしっかりと振り返る必要があるのではないでしょうか。