ランチェスター戦略を学ぶ人は多いのですが、実践し、成果を出す人は意外と少ないように思います。その理由は経営理念が無いからだと思います。
「なんだ、やっぱり精神論か・・・」と思うかもしれませんが、そんな短絡的な話ではありません。
本来、経営理念の本質は、「この事業を通じて社会に、どう貢献できるか」だと思います。本当の経営理念を持っている企業の社長は、利益は社会から認められた結果と捉えています。
その様な社長は、ランチェスター戦略の三大戦略(地域・客層・商品)を決める場合、「この我社の事業を社会の為に普及しなければならない」という使命感を持つことになります。だから迷いなく事業を推進することが出来るのです。
その逆に、経営理念が無い、もしくはお飾りの経営理念の社長は、三大戦略を決めきれません。あれがいいか、これがいいか、決めたとしても「これで本当にいいのか、、、」と迷ってばかりです。
結局それは、自分の欲得から考えられたものであり、自分の気分で作った経営理念ですから、決めきれないのは当たり前と言えます。
この考えのままでは、どれだけランチェスター戦略を学んでも、残念ながら結果は出すことは難しいと思います。