リーダーシップとは、直訳すると“指導力”や“統率力”を表します。そこから「組織を率いる能力」のことを指すようになりました。
リーダーは組織のトップに位置し、組織を成功へと導く役割もあります。すなわち、他の人より先を見据えなければなりません。
先とは、目的を達成するための目標を常に見据えているということです。目標に向かっていかに組織を統括して行くかが、リーダーの日々の仕事ではないでしょうか。
では、そんな優れたリーダーはどうやって作られていくのでしょうか。
私は、リーダーは作るものではなく、見つけ出すものだと考えています。リーダーの資質は生まれ持っての才能であり、後発的に作り出せるものではないと考えます。
先を見る力を求められるリーダーは、極少数の人の中にしかいません。社長が社内にリーダーを求めるとき、何を目安としてリーダーを探せば良いかと言われたら私は、「発言が前向きな人」と答えます。
当たり前のように聞こえますが、意外と日々の仕事上での会話で、前向きな発言をしている人は意外と少ないのです。常にリスクを恐れ、消極的な意見が多いことに驚かされます。
それは、見方を変えれば社長自身の発言もそのように見られているのです。