ランチェスター経営ジム

岡 漱一郎の
戦略コラム
2018. 03

リーダーは作れるのか

リーダーシップとは、直訳すると“指導力”や“統率力”を表します。そこから「組織を率いる能力」のことを指すようになりました。

リーダーは組織のトップに位置し、組織を成功へと導く役割もあります。すなわち、他の人より先を見据えなければなりません。

先とは、目的を達成するための目標を常に見据えているということです。目標に向かっていかに組織を統括して行くかが、リーダーの日々の仕事ではないでしょうか。

では、そんな優れたリーダーはどうやって作られていくのでしょうか。

私は、リーダーは作るものではなく、見つけ出すものだと考えています。リーダーの資質は生まれ持っての才能であり、後発的に作り出せるものではないと考えます。

先を見る力を求められるリーダーは、極少数の人の中にしかいません。社長が社内にリーダーを求めるとき、何を目安としてリーダーを探せば良いかと言われたら私は、「発言が前向きな人」と答えます。

当たり前のように聞こえますが、意外と日々の仕事上での会話で、前向きな発言をしている人は意外と少ないのです。常にリスクを恐れ、消極的な意見が多いことに驚かされます。

それは、見方を変えれば社長自身の発言もそのように見られているのです。

岡 漱一郎

岡 漱一郎株式会社ハードリング

1962年生。岐阜県大垣市出身、愛知県名古屋市在住。
ランチェスター経営戦略と孫子の兵法を駆使する経営コンサルタント。全国20カ所で毎月勉強会を開催し、指導を受ける経営者は400人を超える。その活動がNHK「クローズアップ現代」で取り上げられ、また建築業界誌「建築知識ビルダーズ」にて「経営戦略ジム」の連載を受け持つ。
また、豊臣秀吉の最初の軍師 竹中半兵衛の家臣(竹中十六騎)、その末裔にあたる。

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