コミュニケーションの在り方が、変わってきているように思います。この1年、コロナによってリモートによるコミュニケーションが、半ば強制的に進められてきました。
最初は慣れないせいで、「やっぱり会わなければダメだ!」という声が多かったように思えますが、時間と共に、「リモートで済むものはリモートで」という流れが出来て行きました。
ただ、大事な話は直接会って話したいという欲求は無くならないと思います。しかし、暫くはソーシャルディスタンス(非接触社会)が続くため、直接会う価値は高まっていくのではと思います。
それには、会うに値する仕事、商品、人物になっていなければなりません。以前は相手の都合も無視して、「会うことが営業だ!」と動き回っていた人達は、今では「迷惑」というレッテルを張られてしまいます。会ってからが営業というやり方が難しくなっています。
逆に価値の高いビジネスをしている人達は、コロナ禍になったことで、より業績を伸ばしています。その理由の一つに、直接会うことが目的の営業行為が出来なくなったことで、価値の低い同業者の活動は停滞し、価値の高い会社にお客様の方からアプローチして来ることが増えたからです。
「やっぱり、直接会うことが大事だ!」と思い込んでいる人は沢山います。しかしこれは、会うことはあくまで営業行為という手段であることを忘れてはなりません。大事なのは、お客様が会いたいと思う価値を創り出すことが大事なのです。
ピーター・ドラッガー曰く、「究極のマーケティングは販売行為を無くすことである」
この言葉が全てを表しているのではないでしょうか。