世の中にあるブランド品は何らかの形でお客様の真の欲求(潜在欲求)を掴んだものだと思います。言い換えれば、お客様が求める本質を見出したとも言えるのではないでしょうか。
ここ一年ほど、各地で哲学の勉強をしてきましたが、私達経営者側の人間が哲学を学ぶ意味は、経営の本質を洞察することにあります。
その根本となるのが自分への洞察です。
「なぜ経営をしているのか」「そもそも経営とは何か」などなど、問いを掛けてくのが、経営者が学ぶ哲学だと思います。
まさに「経営哲学」です。
この経営哲学の出口は、お客様が何を求めているのかの本質を洞察することだと思います。お客様が求めているもの、それはニーズ(目的)であり、お客様が求める本質です。
そこに我々はウォンツ(手段)を提供して行きます。
そのニーズの最大公約数(誰しも納得する本質)を見出したものがヒット商品となるのではないでしょうか。
古くは俳句や短歌、今ではコピーなどに名作がありますが、それらは誰しも納得する本質を言い当てたと言うことではないでしょうか。
だから一瞬にして、人の心を掴んだのだと思います。
それを表現するデザインの力が経営活動において益々、重要になって行くと思います。