全国には小さい会社ながら非常に特徴を持った会社が沢山あります。特に専門性の高い商品やサービスという仕事をしていると、ライバルのいない独占的な会社もあります。
従来のランチェスター戦略の目線で見ると、「弱者は手間暇のかかる小さな市場を目指せ」という教えに合致します。
確かにそれは、弱者の戦略の基本中の基本となります。竹田ランチェスターを学ぶ多くの小零細企業はその教えに従い、手間暇をかけたニッチ市場を創ろうとします。
しかし、現実は企業の発展という側面から見ると成長の鈍化を起こしているケースを多々見ます。正に弱者のままでいるということです。
本来、ランチェスター戦略とは、企業成長に伴い、戦略を弱者戦略から強者戦略に移行して行く指針となる戦略論なのです。
田岡ランチェスターでは、弱者は強者を目指せと指南しています。弱者の戦略一本槍では、企業の発展成長は見込めません。但し、そこには非常にレベルの高い戦略競争が待ち構えています。
それは、弱者から強者への中間的戦略を意味します。全国でランチェスター戦略の勉強会をスタートさせて今年で10年です。
竹田と田岡との間にある中間的戦略論の構築が急がれます。