先日、ある団体に対して講演を行いました。その団体は、あるビジネスモデルを推奨しています。全国的にもかなり大きな組織となっています。
しかし私は以前から、そのビジネスモデルに疑問を感じていました。どう考えても収益が上がるようには思えなかったからです。
実は世の中には、そのようなビジネスモデルが少なからず存在しています。一見すると時流に合ったこれからのトレンドのように思えるものであっても、実際は収益を上げている人が殆どいないという状態です。
「一見すると時流に合っている」、実はここに落とし穴があるように思います。一般的に時流という言葉を聞くと、大きなマーケットが存在しているように聞こえます。
しかし、そのマーケットにはニーズはあるが、貧困ビジネスになってしまうケースがよくあります。貧困ビジネスとは、所得の低い人達が客層である為、売り手側は投資や経費を掛けた分の回収が出来ないビジネスです。
安売りビジネスなどは、このパターンに陥りやすくなります。また、高額なビジネスであっても、マーケットの大きさだけにつられると、このような客層を集客してしまい、収益悪化になってしまいます。
ビジネスモデルには、客層の概念がとても重要になるのです。