誰が言ったかは不明ですが、昔からよく使われる言葉です。しかし、経営活動においてこの言葉はとても重要な言葉です。
今回のようなコロナ禍は誰も想定はしていなかったと思います。ただ、3月ごろの初期の段階を振り返ってみると、人によって相当な認識の違いがあったように思います。
特に企業規模で言うと、大企業ほど早期に最悪の事態を想定し、小零細企業ほど楽観的だったのではないでしょうか。
ここに経営実力の差があらわれたように思います。小さな変化兆候を見逃さず、最悪のパターンを複数想定した大企業と、それが見えず他人事のように過ごしていた小零細企業。
そして実態が見えた時、慌てて対処をした小零細企業と、あらかじめ準備していた想定に従って動いた大企業。
そしてコロナ終息後を見据えた社会変化を既に考え始めている大企業と、今になってコロナの恐ろしさに怯えている小零細企業。
5年10年スパンで投資を仕掛けようとする大企業、資金調達に躍起の小零細企業。
今回のことで、益々その差は開くことになりそうです。