この原稿を書いている時点(2月末日)では新型コロナウイルスの動向が予測不能の状態です。
市況も世界的に混乱をしています。景気の先行きも不透明となり、世間は不安に覆われています。
当然ながら、業績を悪化させる企業も増えて行くでしょう。
ただし、これだけは間違いなく言えることは、全ての同業者が赤字なることは無いということです。
ある一定の割合で必ず業績を上げる企業がいます。それは、時流に対応したシェア1位の企業であるということです。
縮小するマーケットがあれば、反比例して新たなマーケットが生まれます。そしてマーケットは景気不景気のサイクルを循環させています。
その時流を見極め、素早い意思決定を繰り返さなければなりません。
こんな時こそ、孫子の兵法の教え、風林火山の一説がよぎります。
「早きこと風の如ごとく、静かなること林の如く、侵略すること火の如く、動かざること山の如し」
これは物事の対処の仕方にも言え、時流や情勢などに応じた動き方を示していると思います。
今のような世間が不安になり、経済活動が委縮している時こそ、経営者の真価が問われます。