ランチェスター経営ジム

岡 漱一郎の
戦略コラム
2024. 04

知識の鵜呑み

今まさに、この状況だと思います。「景気が悪い、良くないのに何故、株が上がるのか?」と世間は疑問に思っています。

これは、ものの道理で考えれば、難しいことではありません。それは、株式市場をはじめ、相場の世界は予測で動くからです。「カネ余り現象だから上がっている」と考えるのは2年ほど前の考え方です。

今は明らかに、日本が買われているのです。デフレから脱却した日本に海外投資資金が期待をしているのです。

ただ、このようなコメントは、マスコミは取り上げません。常に大衆の不安心理を煽り、全てにネガティブな発信をし続けます。自信を無くしてしまう方向の報道が続いています。

しかし、株価が下がる要因が見当たらないのです。ただ、何ごとも行き過ぎと言うものはあります。過剰に反応しすぎて、実態とかけ離れた株価になることもあるからです。

そんな時は「調整の下げ」は必ず起こります。しかしそれは、今回の相場の終わりではありません。あくまで長期的視点から見た調整であって、暴落ではないのです。

だが世の中、何が起こるか分かりません。突発的な事故もあるかも知れません。

その時は、その時と考え、大事なのは、この状況をどう読み解くかが社長の仕事ではないでしょうか。

岡 漱一郎

岡 漱一郎株式会社ハードリング

1962年生。岐阜県大垣市出身、愛知県名古屋市在住。
ランチェスター経営戦略と孫子の兵法を駆使する経営コンサルタント。全国20カ所で毎月勉強会を開催し、指導を受ける経営者は400人を超える。その活動がNHK「クローズアップ現代」で取り上げられ、また建築業界誌「建築知識ビルダーズ」にて「経営戦略ジム」の連載を受け持つ。
また、豊臣秀吉の最初の軍師 竹中半兵衛の家臣(竹中十六騎)、その末裔にあたる。

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