ランチェスター経営ジム

岡 漱一郎の
戦略コラム
2019. 08

稀有な存在になる

先日ある人から「僕も岡さんも稀有(けう)な存在ですから。」と言われました。

稀有を辞書で引くと、「めったにないこと。非常に珍しいこと」を意味する言葉です。

その方は、常にその方にしか出来ない仕事をしています。

そしてその仕事を誰にでも出来る仕組みを考え、自分は次のステージに登って行きます。

仕組みを作る才能も素晴らしいのですが、次なるステージに行く決断とスピードが速い。

そして何より、次はどのステージに行くかという嗅覚が稀有なのです。

時代の潮流を読み、常に業界の先駆け的ポジションを取りに行きます。

その方が私に対して、何の部分で稀有な存在と言われたかは分かりませんが、人生においても経営においても、自分自身が周りから見て稀有な存在にならないことには、大きなことは成し遂げられないと思います。

単なる変わり者を稀有とは言いません。

人から必要とされる、なくてはならない存在こそが、生きる価値、経営をする価値ではないでしょうか。

稀有な存在であり続けたいと思います。

岡 漱一郎

岡 漱一郎株式会社ハードリング

1962年生。岐阜県大垣市出身、愛知県名古屋市在住。
ランチェスター経営戦略と孫子の兵法を駆使する経営コンサルタント。全国20カ所で毎月勉強会を開催し、指導を受ける経営者は400人を超える。その活動がNHK「クローズアップ現代」で取り上げられ、また建築業界誌「建築知識ビルダーズ」にて「経営戦略ジム」の連載を受け持つ。
また、豊臣秀吉の最初の軍師 竹中半兵衛の家臣(竹中十六騎)、その末裔にあたる。

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