経営の「才能」について常に考えています。「才能」を辞書で引いてみると、「生まれつきの能力。 また、その働きのすぐれていること。 才幹」(『日本国語大辞典』より)、「物事をうまくなしとげるすぐれた能力。 技術・学問・芸能などについての素質や能力」(『大辞林』より)と書かれています。
何事にも才能はあると思います。スポーツなどでいう才能は、見た目で分かるので分かりやすいです。ある程度、その競技に精通している人であれば、体の動き、身のこなし方が、明らかに才能を感じることがあります。
では、経営における才能とは何か?
表面的に言えば、「無駄のない効果的かつ、効率的な判断を常に瞬時で下していく」状態であり、人だと思います。才能に劣る経営者が、失敗を繰り返し、時間を掛けて散々考えた結論を一瞬で出していくイメージです。
当然ながら、成長スピードは明らかに違います。ただしこれは、あくまで現象を表現しただけであり、理由ではありません。また、鍛えれば、訓練をすれば身に付くものなのなのでしょうか。
経営の才能が乏しくとも、努力である一定のレベルには行けるとは思います。しかし、一流と言われるレベルには、まだ届きません。
「何が足りないのか、、、」
ただ、この領域にたどり着いた時点で、凡人ではないと思います。