何か目的を見つけたら、その目的を達成するための目標を設定するという考えは自然と出てきます。目標を定めないのが夢です。なのでよく、「夢で終わらすな!!」という言葉を聞くのはそのせいです。
仮に目標を設定したとします。多分、難易度の高い目的と目標ほど時間を要すると思います。また、時間のかかる目標ほど初期段階で打つ手は、決定打になることはまずありません。
しかし、その初期段階で打った手が積み重なり、最終的には目標を達成し、目的をも達成することになるのです。囲碁の世界で言えば、まさに布石です。
布石を辞書で引くと、「囲碁の対局の初めの段階における石の並べ方。比喩的に、将来に備えて行う手配り。」とあります。
経営活動において優秀な社長は、必ず何某(なにがし)の布石を打っています。最終的に目標達成が勝ち易きに勝つように布石を打っています。
それらの思考は逆算思考のようなもので、目標をいつまでに達成すると決めると、その日時から逆算して、「今何をすべきか」という思考が出てきます。
そうなればその布石は「先手」となり、ライバル他社から先に抜きん出た存在となり、経営競争を有利に展開することが出来ます。
まさに「先手必勝」です。