ランチェスター経営ジム

岡 漱一郎の
戦略コラム
2021. 01

2021年は投資の年

自粛ムードの中、新年が明けました。コロナ禍によって区切り感のない年越しだったのではないでしょうか。

コロナとの共存社会はしばらく続きそうです。そんな情勢の中で私達経営者は対応し、先手を打って行かなくてはなりません。

この時期、今年を予測する報道やコメントが多くなりますが、どれも共通して言えることは、「2段階フェーズ」であると言うことです。

フェーズとは局面の意味です。多くの予想が、2つの局面で予想されています。一つはコロナがワクチンによりコントロール下に置かれ、経済が回復基調になるというもの。
もう一つが、コロナの感染拡大が続いた場合です。結果は当然ながらプラス成長予測とマイナス成長予測です。

一見すると予測不能とも取れます。しかし、時間軸をもって冷静に考えれば、数年の誤差があるとは言え、コロナは必ず沈静化するのです。

であるならば、今が絶好の投資の時期ということになります。ランチェスター戦略的視点で見れば、シェア拡大の好機と取れます。

フローシェア(売上)ではなく、ストックシェア(取引件数)を上げ、数年後に大きな成果を生み出すチャンスということになります。

何に投資をするのか。今年の判断で将来の明暗が分かれそうです。

岡 漱一郎

岡 漱一郎株式会社ハードリング

1962年生。岐阜県大垣市出身、愛知県名古屋市在住。
ランチェスター経営戦略と孫子の兵法を駆使する経営コンサルタント。全国20カ所で毎月勉強会を開催し、指導を受ける経営者は400人を超える。その活動がNHK「クローズアップ現代」で取り上げられ、また建築業界誌「建築知識ビルダーズ」にて「経営戦略ジム」の連載を受け持つ。
また、豊臣秀吉の最初の軍師 竹中半兵衛の家臣(竹中十六騎)、その末裔にあたる。

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